クラスTシャツはお洒落な存在

クラスTシャツはアメリカのスポーツのウェアなどで盛んに使われ始めたのが特徴であり、学校名と運動部のスポーツ名とチーム名がプリントされたモデルが現在古着市場で人気になっております。沁み込みプリントやラバープリントがされており、古いデティールのクラスTシャツはビンテージとして数万円の価値があることも珍しくはありません。日本には１９８０年代前後にこのクラスTシャツの文化が輸入されてきて、やはり運動部の部活動で利用したり、大学などのサークルのウェアとして着用されてきました。チームワークを高める目的であったり、おしゃれなチームウェアとしてやる気をアップさせるなどの狙いがあり、何よりもアメリカ的な文化のためにカルチャーとしての人気が背景にあったのです。

Tシャツだけではなくスタジアムジャンパーなどのトロフィージャケットや、コーチジャケットやお揃いの帽子なども同様のアイテムであり、レタードを統一したりプリントデザインや刺繍を統一してチームメイトに配ることが、１９８０年代の黎明期の特別なおしゃれでした。現在はプリントショップなどが以前よりも増加しており、渋谷や青山でお揃いのスタジアムジャケットを作るような感覚ではなくなっています。街中にあるプリントショップに依頼してクラスTシャツを作り、文化祭や企業の模擬イベントなどで着用しているのです。吹奏楽部のコンサートの意匠や、部活動の練習着などの身近なアイテムになっております。